ICソケットは、電子回路を構成するプリント基板に直接はんだ付けして、そこにICを挿入することができる部品です。汎用タイプの場合は、DIP型やSOP形などICのパッケージに合うものが用意されているため電子工作の際にも役立ちます。メーカーが電子回路のテストを行うときなどもICソケットを使うケースがあり、主にICの選定などの際に使用されます。ICはピン数が多いものになると交換そのものの手間がかかるので、限られた時間の中で試作品の完成をさせるためには交換の手間を軽減することが求められます。
8ピンのICの場合でも、10個や20個といった具合に数多く実装していて、それを1つずつはんだ付けしたりはんだを取り除くなどして作業するよりも、ICソケットに装着しておく方が断然楽にできるわけです。電子工作で利用するときも、ピン数が多いICをはんだ付けがあまり得意ではない人が取り付けようとすると熱破壊でICが壊れてしまったり、逆向きに取り付けたなどの理由ではんだを取り除く際にアートワークがはがれるなどのトラブルが起きることもあるのでICソケットを使うのがおすすめです。なお、ICソケットは通販サイトで販売しているのでICを購入するときに同じピン数のソケットをカートに入れておくのがおすすめのやり方です。ただ、単品で購入するより50個や100個などまとめて購入した方が安くなる通販サイトもあること、8ピンや14ピン、16ピンの3つは利用頻度が高いピン数になるので利用頻度が高いものはまとめ買いするのも良いのではないでしょうか。
トラックバックURL
https://lingoproz.org/wp-trackback.php?p=120